メルセデスベンツ 190SL 1959年
魅了の定義。
「人の心をすっかりひきつけて、うっとりさせてしまうこと」
※yahoo辞書より
人々を魅了する人、自然、物などこの世の中にはたくさん存在すると思う。
今回のお伴となるメルセデスベンツ 190SLも間違いなく人々を魅了する車であると思う。が、しかし、本当に魅了するのだろうか。
そんな疑問を持ったのは、お譲り頂いた前オーナー様からのコメントにある。
Evita： 「結構街中でも注目の的なのでは？」
前オーナー様： 「いやいや、結構みんなスルーだよ」
Evita： 「えっ、スルーですか？」
前オーナー様： 「年配の方には結構見られてたけど・・・」
・・・だったそうだ。
なので雑誌の受け売り的に「魅了する」なんて書いてしまってよいものか。。。
かく言う私も、
「丸みを帯び、独創的かつ流麗なボディデザインを持つメルセデスベンツ190SL。
このフォルム、存在感に人々は魅了する！」
なんてフレーズがいとも簡単に思いついてしまった。
魅了する？
Evita的にはこの車に魅了されているが・・・
みんなは本当のところ、どうなんだろう？
本当に魅了してくれるのか？
魅了するはず？！
であればいっそのこと確かめよう！
街の真意を問いに行こう、人の集まる横浜随一のランドマーク「みなとみらい」で！
あくまでも市場調査と試乗調査を兼ねた大事なお仕事として。。。
かなりこじ付けでもある＾＾；
今回の調査にあたっての魅了の定義は、
「ちらちら視線を浴びる」
「指をさされる」
「写メを撮られる」
のいずれか一つに該当した場合とさせていただきますので予めご了承ください。＾＾；
まずはみなとみらいのシンボルその1、「赤煉瓦倉庫」近くに車を停車し
クルマから離れたところで観察してみた。
横浜開港150周年テーマイベント「開国博Y150」も開催中で
平日にもかかわらず多くの人で賑わう。
およそ10分ほどの停車&赤煉瓦近くをウロウロで、
ちら見=30人ぐらい
指をさされる=0人
写メを撮られる=10人ぐらい
まずまずというより結構驚きの結果だ。
特に女性からの指示が多く見受けられた。
よって「人々を魅了した」と判断！
お次は、ウロウロしてたら迷い込んでしまった海上保○庁前。
警備員さんにあやまりつつも記念に一枚だけ撮影許可を頼み、
「すぐに終わらせてくれれば」と上の写真をパチリ。
通常こんなことは許可されないはずなのに。
これもメルセデスベンツ190SLに警備員さんが魅了されたからなのかも♪
とこれまた勝手に「魅了した」と判断！
(警備員さん、ありがとうございました！)
最後はワールドポーターズ近辺にて調査。
ショッピング帰りのカップルなのか、
ちら見=6人
校外学習で歩道横断中の小学生軍団推定50人ぐらい。
ちら見=7割強
ベンツだーって叫ばれた=1人
カッコイーって言われた=1人(多分引率の先生)
たまたまではあるが、ここでは圧倒的に子供からの指示が高い。
さすがに写メは撮られなかったが。
メルセデスベンツ190SLは、兄弟車であるガルウイングが特徴の300SLと共に、
現代のSLクラスを、もっと言えば現代のメルセデスオープンスポーツの礎となった。
兄である300SLに比べ大幅に販売台数を伸ばしたことから、
多くの人々に賞賛されたことがうかがえる。
現存する個体は非常に少なくなってきており、
コレクターズアイテムであることに間違いはない。
お譲り頂いたこの190SL、
前オーナー様は由緒正しき某オーナーズクラブの会長を務め、
さまざまなイベントでも称賛を浴びるほど価値ある一台に仕上げてこられた。
一生ものとして所有するに値するクルマと言える。
今回の調査では、すべての人をというわけではないが、
多くの人々を魅了することができるクルマだと裏付けが取れた。
(Evita的には当然の結果ではありますけど、ちょっと安心＾＾)
よって、
メルセデスベンツ190SLは確かに「人々を魅了する」ことができる！クルマです。
※あくまでEvita調べ
Photo & Text by O.I
